他大学合同パネルディスカッション(2003年度環境週間)
2003年度環境週間講演録です。
《キャンパス内の分煙について》



●上智大学

2001年より喫煙所以外は完全禁煙。(分煙)
たばこの自販機を撤去。
また、2002年10月1日より千代田区の条例により
駅〜学校間の移動中の喫煙も規制されている。


●東京大学

特に規制はしておらず、屋外ではどこでも喫煙可。
学生の喫煙マナーが良く、目立った問題は起きていない。


●早稲田大学

教室棟全面禁煙。

ポスターの掲示、歩行喫煙禁止の呼びかけ、警備員の配置、喫煙所の設置などを積極的に行なっている。
しかし、西早稲田キャンパスは依然としてマナーが改まらず。
所沢キャンパスでは呼びかけを行なったり、ポイ捨てをしたら掃除を
させるというペナルティーを課すことでマナーを向上させた。

また、キャンパスごとで喫煙マナーに大きな差異が見られた。
(女子の多いキャンパスではマナー良い。男子の多いキャンパスではマナー悪い。)


●慶應義塾大学(日吉キャンパス)

2003年4月より全キャンパスで分煙と歩行禁煙を実施。
2003年2月の立案より2ヶ月で施行という迅速な対応。
しかし、学生の間での認知度が低いのかマナーは向上せず。
(日吉駅から6号館までの間に62本もの吸殻が落ちていた。)


●慶應義塾大学(SFC)

吸殻が落ちているという状況はなくマナーが良い。

《ゴミ全般》


●東京大学

可燃、不燃、ビン、紙、ペットに分別
1996年に屋外のゴミ箱約100個を撤去したため、学内のゴミ箱の数は少ない。
このことにより、撤去後約半年間はポイ捨てが多くなってしまったが、
その後はマナーが良くなりキャンパスがきれいな状態で維持できている。


●慶應大学(日吉キャンパス)

可燃およびその他、ペットボトル、カンおよびビンの3分別。
横浜市の高温焼却炉の特性(ダイオキシンの抑制)より可燃・不燃の区別がない。


●上智大学

近年3分別より4分別に。
学生のマナーが悪く、不燃の中に割り箸を捨てたりする人もいる。

*大学ごとに分別の仕方が大きく異なっていた。
もっと統一感を出し、ゴミ分別をし易くしなければ
分別に関しては向上が期待されない。

《紙》



●早稲田大学

トイレットペーパーは古紙より製造。
紙の在庫管理を徹底化。
講義要綱をCD-ROM化。
両面印刷を励行。


●東京大学

クリーンボックスという箱を設置し、その中に使用済みの紙を入れることにしているが、
可燃物と一緒に燃やされているのが現状で実質的な意味を持っていない。
ビラなどが多く配られ、紙の無駄使いが多い。


●慶応大学(日吉キャンパス)

グリーン購入法に基づいた紙(白色度70%)を使用。
(しかし、三田キャンパスでは見栄えの良さからか白色度80%の紙を使用する側面もある。)
古紙回収を徹底している。

《エネルギー》



●上智大学

CO2 7.3%削減を目標とし、計画書を提出している。
対策としては蛍光灯、自動販売機の省エネ型のものへの切り替えを行なってきた。
しかし、冷暖房の問題からか実際にはCO2の排出量が増加してしまっている。


●慶応義塾大学(SFC)

年間電気消費量 大学としてはワースト1
その原因としては24hパソコンつけっぱなしの部屋が5部屋あることが挙げられる。


●慶応義塾大学(矢上キャンパス)

新棟(14棟)のトイレの照明が自動制御型のものとなっており電気の無駄使いを抑えている。

《物品》



●慶応大学(SFC)

文房具の9割はグリーン購入法に基づくものかエコマークの表示されているものである。
割り箸は間伐材より製造したものを利用。

*間伐材・・・普通の木材の余った部分を利用している素材のこと。
日本で使われている割り箸の9割は中国産で国内の間伐材は全体の1割しか使われていない。
中国産の方が1円に対し、国内の間伐材は2円することがその背景にある。
しかし、中国産のものは森林の再生が追いつかない状態にしている上に
輸送のエネルギーがかかるという観点より国内の間伐材の方が好ましいと言われている。

箸の対策としてはマイ箸所持の奨励などがある。


●早稲田大学

電子メールでやり取りして不用品の引渡しを行なっている。(リユース)
また、生協を介して卒業生の電気製品などを新入生に。


●東京大学

文房具に関しては国立大学ということもあり、グリーン購入法に適応させている。
しかし、面白くない商品が多いためか売れ行きが悪くあまり効果的ではない。


《その他(ユニークな環境対策)》


●上智大学

太陽光を使った温水システム
雨水の貯水→トイレなどに使用
自動水洗、擬音装置(乙姫)


●早稲田大学

学生と教職員の間にinteractiveな空間(環境問題について)を作っている。
生ゴミを分解してたい肥化し、無料配布している。
将来的には太陽光発電の導入も視野に入れている。


●東京大学

定期的に一斉清掃を行なっている。(ただし学生の参加率は悪い)
理系学部で行なう実験で生じる廃液を環境安全研究センターに引き渡している。


●慶応義塾大学(SFC)

環境保全プロジェクトに対して学校より認可されればお金が降りる。
→ユニークなアイディアの創発を狙う

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